パープルリボンは、女性へのDVをはじめとする暴力や虐待の根絶を訴える運動のシンボルです。
1994年、アメリカの小さな町で「世界を子どもや暴力の被害者にとって、より安全なものにしよう」という願いから始まりました。
現在では40ヵ国以上の国で紫色のリボンをシンボルにした運動が広がっており、国際的な草の根運動に拡大しています。
内閣府の男女共同参画局は以下のように問題提起しています。
本来、暴力は、その対象の性別や加害者、被害者の間柄を問わず、決して許されるものではないが、暴力の現状や男女の置かれている我が国の社会構造の実態を直視するとき、特に女性に対する暴力について早急に対応する必要がある。
そして、内閣ら主唱で毎年11月12日から25日までの期間「女性に対する暴力をなくす運動」を実施しています。
政府や地方自治体も、暴力根絶にむけ積極的に運動を行っているのです。
パープルリボンを身に着けることは、暴力を許さない、暴力被害者へ味方であるという意思表示になります。
また、オレンジリボン運動(=児童虐待撲滅運動)と同時発信する自治体や協会も多く、女性に限らず児童、高齢者、障がい者への暴力根絶が訴えられています。
地方自治体は、この問題を知ってもらうためにパネル展示やポスター展示、グッズ作成、日本各地の建物を紫色にライトアップするなど、さまざまな活動を展開しています。
寄付金や支援物資の募集を行っている自治体もあります。
現状を知ってもらうことだけに満足せず、被害者の方のヘルプに対応できる環境づくりも求められます。
私たちにはなにができるのか、今一度考えてみましょう。
政府は相談窓口を設置しています。お困りの方は下記をご参照ください。
■DV相談ナビ:#8008 配偶者からの暴力について、どこに相談したらよいか分からないという方のために、最寄りの配偶者暴力相談支援センターに電話をつないでくれます。 |
■DV相談+(プラス):0120-279-889 配偶者やパートナーから受けている暴力について、専門の相談員が一緒に考えてくれます。 メールやチャットでの問い合わせも可能ですので、詳しくはこちらをご覧ください。 |
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1996年、新潟県生まれ。
趣味は献血、フォロワー1人のインスタアカウント有。
日本一の抹茶アイスを作るため研究中。