2022年11月12日、政府が育休明けの時短勤務者に向け、現金給付の新しい制度を創設することを検討しているというニュースが流れました。
対象は雇用保険加入者で、その財源は雇用保険から捻出されるそう。
ネットではそれぞれの立場から意見が出ていました。
時短勤務者の方の意見
・ただでさえ急な休みなどで肩身の狭い思いをしているのに、働かずにお金をもらうなんてもっと仕事がしづらくなってしまう。
・周りからの反感がこわい。
・現金給付はしなくていいから、所得制限の撤廃や年少扶養控除を復活させてほしい。
・時短でなくてもいいから父親も母親も定時であがれれば…。
その他の方の意見
・いつも時短勤務者の急なお休みなどのフォローしているのは自分たちなのに、どうしてなんの恩恵も受けられないのだろう。
・同一労働同一賃金、ノーワークノーペイとは?
・自分は有給も取れず休みなく働いている。最大限協力していきたいと思う反面、限界を感じるときもある。時短勤務でさらにお金がもらえるなんて…自分はなんのために頑張っているのだろう。
・自分も子育て中の人の穴を埋めるためにこき使われてきたが、一切報われなかった。今同じ状況にある若い人たちにもなにか給付してあげてほしい。
ひと昔前の日本であれば、ほとんどの人が子どもを産み、持ちつ持たれつのような関係で納得できていた部分もあったかもしれません。
しかし、現在は結婚をしない・子どもを産まないという選択をする人も増えており、以前のような考え方は正直難しいと感じます。
また時短勤務者のほとんどは女性であり、育児の負担がさらに女性に偏ることは想像に難くありません。
時短勤務者の中には、父親も母親も定時で帰ることができれば、自分ひとりが時短で少し早く帰るよりしっかり育児ができるという意見もありました。
現在時短勤務中の方からも肯定的な意見はほとんどなく、現在の国民の暮らしをまったく把握できてない人たちの考えた施策だろうと思わずにはいられません。
この国に住んでいるさまざまな立場の人が最大限納得できるようなお金の使い方をしてほしいと思います。
1994年、新潟県生まれ。フェミニスト。働く女性の力になりたい。
大学では韓国語を専攻していました。IT営業、コンサルの経験有り。
趣味はツイッター、好きな食べ物はおにぎりです。猫好き。
気になった出来事を自分の考えとあわせて発信します。(女性差別に関する記事多め)