「一生結婚するつもりない」が過去最高に

「一生結婚するつもりない」が過去最高に

若者が“結婚すること”を選択しないわけ


先日とある調査結果が発表され、話題となりました。

国立社会保障・人口問題研究所が18歳~34歳の未婚男女に対して、「結婚する意志があるか」を調査したところ、「一生結婚するつもりがない」と答えたのは男性17.3%、女性は14.6%で、男女ともに過去最高を記録したというものです。

調査が開始された1982年に「一生結婚するつもりがない」と答えた割合は男性2.3%、女性4.1%だったので、約40年で大きく変化したことが分かります。
(※「いずれ結婚するつもり」と答えた割合も、男女ともに過去最低を記録しています。)

「一生結婚するつもりがない」と思っている男女に対して、理由を尋ねてみました。

・長い1人暮らしで他人と一緒に住むのはもう無理だと思う。十分に生きていけるだけの経済力と家事スキルもあるので1人で自由に暮らしたい。(20代後半・女性)

・同性同士の結婚ができなかったり、夫婦別姓ができなかったりと既存の制度に疑問を持っている。現在の婚姻制度に反対するという意思表示も含めて、自分は結婚することを選ばないと思う。(20代後半・女性)

・家族を養っていけるほど稼いでいないし、責任を負いたくない。(20代前半・男性)

・結婚したら今没頭している趣味に時間を費やせなくなるので嫌。(30代前半・男性)

・水商売で働いている時に不倫している男性をたくさん見た。不倫とまではいかなくても夜の店で遊んでいる既婚者が多く、結婚に対する憧れがなくなった。(20代前半・女性)


また、「良い人がいたら結婚したいけど、必ずしも結婚したいわけじゃない」という意見も多く聞かれました。





いかがでしょうか。


そもそも昔は女性に経済力もなく、「結婚する」という選択肢しかなかったことも調査結果に大きく影響していそうですね。

また、男性だけが働いて経済的に支えるというものすでに時代に合っていないように感じます。

皆さんはどう思いますか?
ぜひ教えてください。

この記事のライター

1994年、新潟県生まれ。フェミニスト。働く女性の力になりたい。
大学では韓国語を専攻していました。IT営業、コンサルの経験有り。
趣味はツイッター、好きな食べ物はおにぎりです。猫好き。
気になった出来事を自分の考えとあわせて発信します。(女性差別に関する記事多め)

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