今日、3(さん)月5(ご)日は「産後ケアの日」です。
産後ケアは出産した母親を対象とするものですが、決して母親が自分のためだけにするものではありません。
FABOnews.では、SNSなどで話題に上がった「男性の産後うつ」についても取り上げています。ぜひこちらもご覧ください。
男性の産後うつってなんですか? 現役心理カウンセラーの見解
母親が出産後どのような状態になりやすいのか、またそれに対して家族や周囲の人々がどのような接し方・支援をすればよいのか、簡単にまとめましたのでご紹介します。
産後の母親に起きる変化
出産を終えた母親には大きな変化があります。
具体的には、
・ホルモンの急激な変化によっておこる気分や体の異変
・出産の疲れやストレスによる気分や体の異変
・赤ちゃんを育てるための体や心の変化
などが挙げられます。
今回は大きく体の変化と心の変化に分けてご紹介しますので、母親自身で何ができるのか、周りがどのような支援ができるのかを理解していきましょう。
■体の変化
産後8週目までに起きやすいこと
・後陣痛…子宮が元に戻ろうとする影響で陣痛のような痛みが続く
・悪露(おろ)…子宮内腔が元に戻ろうとする際に分泌液が排出される
・乳腺炎…乳管につまりが生じて炎症が起こる
・腰痛・関節痛…妊婦の時の体のダメージが引き続き腰や関節の痛みとして継続する
産後24週目までに起きやすいこと
・抜け毛…女性ホルモンのバランスがくずれ抜け毛が増える
・尿漏れ…骨盤底筋が緩み尿漏れをしやすい状態になっている
大きい体の変化だけでもこれだけあります。
妊娠前とは全く違う体になっているので、出産が終わったら大丈夫と思っていてもできないことが多いはずです。
■心情の変化
マタニティブルーズ(マタニティブルー)… 出産後2~3日から1週間以内の心の変化
・涙もろさ
・不眠
・不安感
・イライラ
などが起こりやすい状況になります。
産後うつ病…出産後3~6ヵ月以内の心の変化
・気分が落ちこむ
・自分の子どもをかわいいと思えない
・何事にも集中できない
・イライラが止まらない
・食欲不振
・睡眠障害
などが挙げられます。
心や体の変化に対して、焦らずにいられる環境、ゆったりと時間を過ごせる環境というのは非常に重要です。
本人も周りの方々も、まずはこういうことが起きるのだと理解するだけでも、変化の感じ方や過ごし方は変わってくると思います。
そのうえで思いやりを持って接することができれば良いですね。
さいごに
産後ケア施設というものも日本全国に存在しており、日帰りから泊まりがけのものなど多岐にわたっています。
最近オープンした産後ケアホテルについてもご紹介していますので、気になった方はぜひ下記記事もご覧になってみてください。
産後ケアホテル『マームガーデンHAYAMA』が気になる!
出産後の体が落ち着いたら、そういった施設を利用して心身ともに安らぎを得るのもおすすめです。
3月5日はほかにもこんな日があります!!
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