最近心も身体も疲れている、気持ちが落ち着かない、眠れないなど、生活の疲れが残っている方も多いと思います。
そこで今回は、海外で取り入れられることが多い、心と身体にもたらす瞑想の効果についてご紹介したいと思います。
海外では日常的に瞑想を取り入れることが多く、
心理カウンセリングでも筋弛緩法とともによく行われるリラックス法です。
(関連記事:カウンセラーが教えたい、かんたんな筋弛緩法!)
そもそも瞑想とは、雑念を捨てて自分自身に集中することです。
日本の座禅が近いかもしれません。
普段の生活の中ではいろいろなことを考えたり行動したりしますよね。
さらにそれが自分のためではなく、会社のため、友達のためなど、
誰かのために時間も体力も使うことを余儀なくされることが非常に多いと思います。
瞑想は、普段ほとんど行わないような自分に対する時間の使い方をすることができます。
■<瞑想の効果>
主に副交感神経を優位にする効果と、セロトニンを分泌させる効果があります。
頭の中の休息と整理、感情への気づき、心と身体のリラックス、幸福感を得ることなどが期待できます。
■<おすすめの瞑想のやり方>
□瞑想の準備
・瞑想する場所を決める
…胡坐または椅子に座って行いますので、布団の上か背もたれのある椅子などがおすすめです。
・瞑想する時間帯を決める
…副交感神経に働きかけるので時間がある人は朝がおすすめです。
(夜は疲れがあるので最初は難しいかも・・・)
・瞑想する時間を決める
…最初は5分から始めてみて、最終的には20分間を毎日行えるようになるのを目指しましょう。
□瞑想の方法
・ストレッチ
…座った状態で手首や首をひねって、両腕を上に伸ばしたりしてください。
・呼吸を整える
…深呼吸を何度か行いましょう。できる方は腹式呼吸の方が体内に酸素が多く取り入れられます。
・目をつぶり呼吸を意識する
…目をつぶって自分の呼吸を意識しましょう。
・何も考えないようにする
…最初は必ず言っていいほど何かを考えてしまうと思いますが、無心であることを心がけましょう。
・時間が来たら終了
…目を明けたらもう1度ストレッチを行って終了です。
何回か行ってもどうしても雑念が出てしまうときは、瞑想する場所や時間帯を変えてみましょう。
同時に眠くなってしまうという方も大勢いらっしゃいます。
時間が許す限り寝てしまっても問題はありません。
副交感神経が優位になりセロトニンが分泌されると気持ちよくなってしまうのは当然のことです。
眠くなってしまうのは、心身ともに休息を必要としている可能性があります。
慣れてくると、仕事の休憩中や電車の中などでもできるようになります。
3分や5分の瞑想でも他の方法では得られないリラックス効果がありますので、
イライラしたときや疲れを感じる時にちょっと瞑想してみるのは非常に効果的です。
すごく緊張している時に、トイレなどで1人で行うのも良いと思います。
最初のうちは雰囲気によってできないという方もいらっしゃると思いますが、
部屋を暗くしてみたり、暖色の間接照明を付けたり、雨の音や波の音などのBGMを利用するのも効果的です。
ただし、お風呂の中での瞑想は危険ですので絶対に行わないでください。
実際にやってみるとすごく簡単でお手軽にできます。
ぜひ瞑想をしてリラックスしながら、幸福感を味わいましょう。
神奈川県生まれ。心理カウンセラー・キャリアコンサルトの有資格者。うつ病 / パニック障害 / 適応障害 / 依存症 / などの精神疾患から仕事や日常的な悩みなどを幅広くカウンセリング活動を行う。社会問題から心理学関連、カウンセラー活動記録、研修・教育、など人や仕事に関わるジャンルでライティングを行う。趣味は、アニメ鑑賞、競馬、散歩。採用コンサルタント、就業ケアマネージャーとしても活動。