歌手の氷川きよしさんが、生まれ変わったかのように生き生きとしている姿をご存じの方は多いと思います。
カウンセラーとして活動している筆者もそのように感じます。
私はそんな氷川きよしさんを、人間としてもアーティストとしても尊敬していますし、応援をしています。
そんな氷川きよしさんが、週刊女性PRIMEのインタビューにてレジリエンスをテーマにニューアルバムを作成したと語っていました。
(当サイトでもレジリエンスについて取り上げていますので、ぜひご覧ください。)
今回はレジリエンスを踏まえ、氷川きよしさんを例として、自己肯定と自己実現の重要性をお話ししたいと思います。
最近の氷川きよしさんは、なぜ生き生きとしているのでしょうか。
そのヒントはインタビュー内の言葉にありました。
「周りにどう思われるかじゃなくて、自分がどう生きるか。そうじゃないと人生がもったいないから。」
言葉そのものはそんなに珍しいものではないと思いますが、これらを語り実践するということがどういうことなのか。氷川きよしさんは教えてくれています。
この考え方はまさに自己肯定感が高い人と言えます。
(詳細はこちらの記事をご覧ください。)
自己肯定感とは自尊心であり、“他の人とは関係なく自分が大切だ、自分はこれでいいんだ”と思えている状態でいられる人が自己肯定感が高い人と言えます。
氷川きよしさんは、なんらかのきっかけで今まで抑圧してきた“なりたい自分”を肯定して、自己を実現したことになります。
皆さんはありのままの自分を理解し、尊重し、なりたい自分になれていますか?
自己肯定感が豊かな人はとても魅力的に感じます。
自分ができていないことを実現していたり、やりたいことをやっている人は、やはり人を惹き付ける力や説得力が格段に違います。
とはいえ、自己肯定感を上げるのは特定の人しかできないわけではありません。
どんな人でも自己肯定感を上げることはできますし、トレーニングなどもあります。
自己肯定感が高い人の特徴の1つですが、苦難や苦悩に対して、他人がどうこうではなく自分を中心にして乗り越えることができます。
そうしないと、自分のありのままの姿やなりたい自分を認識しづらいからです。
だからこそ、レジリエンス(=抑圧からの回復力)を強く意識することができるのだと言えます。
それまで気にしていなかった、人間が回復を行うこと、乗り越えることを考え、自分の人生にとってこれを乗り越えることがどのくらい重要なのかを理解しようとします。
氷川きよしさんの「人生がもったいない」という言葉につながりますね。
人のせいにする、自分を認めない、他人を認めない、なりたい自分を我慢する、不安感や納得感不足から見て見ぬふりをして逃げる、こういったことをしていては人生がもったいないと感じてしまいます。
きっと氷川きよしさんはそれまでの自分自身の人生がもったいないと感じていたんだろうと考察できます。
2021年8月24日発売 ポップスアルバム第2弾である『You are you』では苦難を乗り越える主人公を描き、苦悩多きこの時代にどう生きるべきかのアンサーを求めた作品のようです。
こういった視点で、氷川きよしというアーティスト自身の感情や考えを感じながら拝聴してみるのもおすすめです。
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神奈川県生まれ。心理カウンセラー・キャリアコンサルトの有資格者。うつ病 / パニック障害 / 適応障害 / 依存症 / などの精神疾患から仕事や日常的な悩みなどを幅広くカウンセリング活動を行う。社会問題から心理学関連、カウンセラー活動記録、研修・教育、など人や仕事に関わるジャンルでライティングを行う。趣味は、アニメ鑑賞、競馬、散歩。採用コンサルタント、就業ケアマネージャーとしても活動。