MAMAMOO(ママム)は、2014年にデビューした韓国の4人組ガールズグループで、ソラ、ムンビョル、フィイン、ファサによって構成されています。
高い歌唱力で世界的な人気を誇っており、メンバー全員がソロデビューも果たしている実力派です。
MAMAMOOは“ガールクラッシュ”の代表格と言われています。
ガールクラッシュとは、同性が思わず惚れこんでしまうようなかっこいい魅力をもつグループ、媚びない力強いグループを形容する際に使われる言葉です。
特に、メンバーの中で1番若い1995年生まれのファサは、独自のスタイルを確立しており、その生き方が多くの女性に強い感銘を与えています。
今回は、そんなファサの言葉を紹介します。
2019年に行われたMAMAMOOの単独コンサート内のソロステージにて、ファサはユーモアを踏まえながらこのように語りました。
ある日オーディションを受けたんですが、そこの先生が私にこう言ったんです。
「あなたは個性も強くて歌もとてもうまいけど、太っていて奇麗じゃない。」
悪い奴らめ。
ですが、その言葉は私の人生において大きなターニングポイントになりました。
その日泣きながら家に走り帰って、パソコンの前にふせて、わんわん泣きじゃくっていたら、突然私が以前ダウンロードしていたコンサートの映像を見たくなったんです。
なのでその映像を再生して、夜通し泣きながらそのステージをひたすら見ていたら、いつの間にか私はこんな決心をしていました。
“この時代が言う美の基準に私がそぐわないのならば、私がまた別の美の基準にならなきゃ”
このエピソードは、彼女が中学生の時の話だというから驚きです。
以前、ルッキズムについての記事を掲載しましたが、韓国の外見至上主義の傾向の強さは皆さんもご存じかと思います。
昔から『整形大国』と言われたりもしますよね。
特に韓国アイドルといえば、細い体、長い脚、白い肌というイメージがありましたが、ファサは健康的な体系に焼けた肌、身長も160センチと決して高くありません。
まさにファサはありのままの自分をさらけ出し、自分だけの美の基準を確立することに成功し、世界中から愛を受けています。
そして、その生きざまこそが多くの女性の憧れとなっているのです。
彼女のメッセージは、作詞作曲を手掛けた楽曲のなかでも見ることができます。
ぜひ1度聴いてみてください!
MAMAMOO | ビクターエンタテインメント
MAMAMOO | RBW
岡山県生まれ。大学で英米語を専攻するも、韓国語のほうが得意。
興味・関心をもったトピックスについてジャンルを問わず執筆。
平和主義者。好きな言葉は「好きこそ物の上手なれ」