2022年2月、『ミス・ティーンインターナショナル2022日本大会』(一般社団法人国際女性支援協会主催)が開催され、焼津高校2年の鈴木陽菜さん(16)がパン・パシフィック代表に選ばれました。
そして同年7月25日から6日間に渡って、アメリカ・テネシー州で開催される世界大会に日本代表として出場しました。
彼女は発達障がいで苦しむ自身の弟、またその家族である自身の母親のためにチャレンジしたと明かしています。

彼女の弟は軽度の発達障がいをもっており、
「外見からは健常者と変わらないように見えるため、地域や社会生活で特別な配慮がしてもらいにくい。そのため、周囲との摩擦の理由が性格や育て方の問題にされやすく、家庭から離れると理解者が少ないのが日本の現状である。」
と苦悩を語っています。
軽度と言っても、忘れ物や指遊びが止まらないなど、日常では叱られてしまう行動が多く、自責の念に駆られている弟。
母親も日々役立ちそうな情報を探し、詳しい人に相談するなど尽力しています。

これまでさまざまなメディアに出演し、(軽度)発達障がいへの理解を訴えてきました。
「同じ素質・土俵にいなくても、それぞれに合った努力や成功への道はある。適切な支援と自分に合ったチャンスや環境があれば、自身の境遇に関わらず活躍できる!」
と、今回は世界の舞台でメッセージを発信します。
① 自分の得意・不得意を理解し、ありのままの自分を受け入れ愛すること。 ② 相手の凸凹に気づき、ありのままを受け入れること。 ③ お互いの良さを生かして、得意なことで助け合うこと。 |
障がいの有無に関係なく、みんなが支えあえる共生社会を実現するために社会へ認知と理解を広げていきたい、何より大切なことはアクションを起こすことだと語りました。
発達障がいとは
・自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム(ASD)
対人関係が苦手、関心の偏り、感覚過敏・鈍麻などがみられる。
・学習障害(LD)
聞く・読む・書く・計算するなどの能力の1つ、または複数の能力を身につけることに困難が生じるが、知的な発達に遅れがない場合が多い。
・注意欠陥多動性障害(AD/HD)
不注意、多動、衝動性、集中力がない(または過集中)などがみられる。
このなかで知的障がいがない、あるいは軽度である人たちを軽度発達障がい(グレーゾーン)としています。
※現在は知的な障がいが少なくても、あるいは全くなくても、生活のしにくさや生きづらさは変わらないという観点から「軽度発達障がい」という言葉は使われなくなってきています。

幼児期に発達障がいと診断されず、学校で先生が発達障がいであると疑うケースも全体の数%ほどいるという調査結果もあります。
「大人の発達障がい」や「グレーゾーン」の人たちの苦悩はSNS上などでもよく目にします。
周囲とうまくいかず、うつ病を引き起こしたり引きこもりになったりといった例も少なくありません。

発達障がいは個性です。
病気でなければ治るものでもありません。
性格特性が明文化されているにも関わらず、本人が生きづらさを感じているのであれば、それは社会の理解と受容が追い付いていない証拠です。
高校生の少女の勇気を、この記事を通して1人でも多くの方に届けたいと思います。
1996年、新潟県生まれ。
趣味は献血、フォロワー1人のインスタアカウント有。
日本一の抹茶アイスを作るため研究中。