昭和45年、たばこ対策に関する初の世界保健総会決議が行われ、その後平成元年に世界保健機関(WHO)が毎年5月31日を「世界禁煙デー」に制定しました。
皆さんもご存じの通り、喫煙は健康を害する要因となっており、ガンや心臓病などで毎年多くの命が失われています。
たばこは吸う本人だけではなく、周囲の人に対しても副流煙による健康被害をもたらすため、もはや個人の嗜好にとどまらない健康問題なのです。
禁煙を推進するために設けられた「世界喫煙デー」ですが、今日から1週間は「禁煙週間」に定められており、2022年のテーマは「たばこの健康影響を知ろう!~若者への健康影響について~」です。
2022年4月1日から成人年齢が引き下げられましたが、喫煙に関しては引き続き20歳以上から認められています。
というのも、喫煙開始年齢の早さと全死因死亡に十分な因果関係があると報告されているからです。
最近では、公共の場において喫煙所を見る機会も少なくなり、たばこ対策が着実に推進されているように思います。
一方で普及したのが『電子たばこ』。
たばこ葉を使用しないため、肺がんや喘息などの要因となるタールが発生せず、一般的に健康被害が少ないと知られています。
では果たして本当なのでしょうか。
2019年に厚生労働省が発表し、2020年に更新されたデータによると、アメリカにおいて電子たばこによるものと疑われる健康被害(呼吸困難・息切れ・胸痛といった呼吸器症状や、嘔吐・下痢などの消化器症状、発熱や疲労など)が報告されており、電子たばこの使用を控えることを推奨しているとのことでした。
電子たばこと死亡リスクの関連性は明らかではありませんが、海外の状況を踏まえると、健康被害を起こすおそれは否定できないとしています。
参考:https://www.mhlw.go.jp/content/000623066.pdf
自分自身そして周りの人の健康のためにも、禁煙するに越したことはありません。
喫煙者の方も、今日から始まる禁煙週間に併せて、1度禁煙にトライしてみるのはいかがでしょうか。
5月31日はほかにもこんな日があります!!
#車窓サイネージの日
#菜の日
#古材の日