7月17日は「理学療法の日」です。
ここ数年でよく耳にするようになった言葉だと筆者は感じています。
では普通の医療と何が違うのか。
今回は “理学療法とは” をテーマにお届けします。
理学療法とは
病気やけが、高齢、障がいなどで日常生活を送ることが困難になった方々に対して、運動機能の改善や維持を目的に行われる治療法です。
理学療法士及び作業療法士法第2条によると、
「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」
とのことです。
私たちの感覚で言うところの “リハビリテーション” に近いものと認識して差し支えないと思います。
どういった人に行う治療法なの?
理学療法の対象者は主に運動機能が低下した人々です。
そうなった原因は問はず、病気・けがはもとより、高齢や手術により体力が低下した方々などが含まれます。
最近では、
・運動機能低下が予想される高齢者の予防対策
・メタボリックシンドロームの予防
・スポーツ分野でのパフォーマンス向上
など、健康な人々にも広がりつつあります。
・中枢神経疾患 脳卒中、脊髄損傷、脳の外傷、中枢神経の変性疾患、腫瘍、脳血管の異常、脳炎、小児発達障害など ・整形外科疾患(運動器の障害) 手足、脊椎の骨折、腰痛、頸部痛、肩関節周囲炎、退行変性疾患、腰椎椎間板ヘルニア、靭帯損傷、変形性関節症、四肢の切断、様々な運動器由来の疼痛など ・呼吸器疾患 慢性閉塞性肺疾患、肺炎、結核後遺症、喘息、全身麻酔術後の肺機能低下など ・心疾患 心筋梗塞、狭心症など ・内科的疾患、体力低下 糖尿病、高齢、術後体力低下、近い将来運動機能の低下により要介助状態になることが予想される高齢者、メタボリックシンドロームによる運動指導対象者など |
引用: 医学療法とは
理学療法士の日
日本理学療法士協会では、7月17日に理学療法を広める活動の一環としてイベントを開催するようです。
以下、一部抜粋。
・社会福祉セミナー「転倒や腰痛予防」/千葉県
・茨城県シルバーリハビリ体操フェスティバル/茨城県
・新聞掲載「理学療法の日」/山梨県
詳細はこちらからご覧いただけます。
昨今、高齢化が進む日本。
内閣府 高齢社会白書 令和3年によれば、
65歳以上の人口は3,619万人、総人口に占める割合は28.8%と、多いことがわかります。
逆に新生児の出生率は落ち込んでいます。
医療の発達により以前に比べて長生きができる社会になってきたものの、体は衰えていくものです。
そこで、他者に頼らずにセルフケアを行うことの重要性、そして若者からの高齢者への理解等が求められます。
自分が健康維持できていれば、家族や知人に頼らずして過ごすことができますし、誰かを助ける側に回ったときにも、健康であるということは非常に重要です。
まだ若いから…
そう思わずに、高齢社会の中で1人1人どのように健康を維持していくのか、そんなことを考えるきっかけになればと思います。
7月17日はほかにもこんな日があります!!
#減塩の日
#セントラル浄水器の日
#国産なす消費拡大の日
#いなりの日