ステルシング(stealthing)=性行為中に相手の同意なくコンドームを外す行為
2021年10月7日、アメリカのカリフォルニア州知事、ギャビン・ニューサム氏はステルシングを禁止する法案に署名した。
同日から州内では、性行為中に相手の口頭での同意なしにコンドームを外す行為は「性的暴行」として扱われるようになった。
知事は改めて「同意」の重要性を訴えた。
同法を起草したクリスティナ・ガルシア氏は、以前Twitterで
「許可なくコンドームを外すことは不道徳であるだけでなく、違法であることを確約する」
とツイートしており、この問題に対して強い意思を示していた。
法律の成立に向け取り組んだ何年もの道のりが、今回ようやく実を結んだ形となる。
ステルシングの被害は女性だけでなく、同性愛者の間にもあるという。
望まない妊娠だけでなく性感染症リスクも負わされているのが現実だ。
日本では性被害に対する法整備が諸外国に比べて圧倒的に遅れており、法改正の権力をもった人たちがあまりに消極的と思わざるをえないが、
この大きなニュースを機に、日本でも「同意」と「避妊」の重要性を訴え、性被害に関する法案の見直しをもっと積極的に行ってほしいと思う。
1996年、新潟県生まれ。
趣味は献血、フォロワー1人のインスタアカウント有。
日本一の抹茶アイスを作るため研究中。