改正道路交通法の施行期日に関する法令が20日に閣議決定され、2023年4月1日からすべての自転車利用者にヘルメットの着用が義務化されることになりました。
努力義務(罰則や強制力を伴わない当事者の努力を促すために定められているもの)ではありますが、これまで13歳未満の子どもを持つ保護者のみだったところから大きく対象が拡大されました。
自転車事故で亡くなるケースの半数以上は頭部へのダメージが原因であり、死傷事故におけるヘルメットの着用有無の致死率は、着用者が0.26%、未着用者が0.59%と約2倍の数値が出ています。
(参考:警視庁発表2017~2021年データ)
自転車利用者を守るための法案ではありますが、利用者はルールを守っていく必要があります。
道路の逆走、スマートフォンを操作しながらの運転、飛び出しなど…
ドライブレコーダーも普及し、対自動車事故の過失割合が圧倒的に多いことが分かっています。
利用者のみんながルールを守れていたら、このタイミングで努力義務を課されることはあったのでしょうか?
ルールを守れなかったり、事故が絶えないとなれば、法令は追加されていくばかりです。
ルールに縛られる未来は誰も望んでいませんよね。
気持ちよく過ごせる未来を維持するためにも、ルールは守っていきたいものです。
1996年、新潟県生まれ。
趣味は献血、フォロワー1人のインスタアカウント有。
日本一の抹茶アイスを作るため研究中。