大学新卒、中途採用、経験者採用など、自分が求める職場を探すのは当然のことです。
しかし、みんながみんな自分が望む場所へおさまることは難しいと言えます。
いわゆる「ブラック企業」と呼ばれる企業もまだまだたくさんあります。
ベンチャー企業は、新しく先進的である分、そして制度や社内環境が緩い分、頑張った分だけ給与反映される企業が多かったりします。
逆に大手企業などは、制度やルールがしっかりとしている反面、個人的な能力が評価されづらかったり、もっと難易度が高い仕事がしたいと思ってもそこまでたどり着くことが容易ではありません。
皆さんには、やりたい仕事、頑張りたい仕事などが明確にありますか?
もしあなたが求めている会社があるとすれば、これからお伝えすることは役に立つかもしれません。
企業が求める人物像を把握していますか?
多くの会社が求めている人というのは、一見規則性がないと思われがちです。
営業職、総務職、人事職など確かに求められる能力が違います。
例えば、求められる能力として
・仕事の早さ
・正確さ
・利益性の高さ
といったことが思いつきますよね。
実はこれらは、いくら口で説明されても、過去の実績を伝えられても、半信半疑な状態です。
自己PRをする場合、
「自分はこんなことができる」
「こんなことをしてきた」
「こういう実績があります」
ということを重点的にアピールしたり、話してしまいがちです。
伝え方を間違えれば、いまいち信ぴょう性がなかったり、嘘っぽく聞こえたり、自慢話を聞かされているような感覚になることだってあります。
自分が今から働く会社で「役に立つ人間」であることのアピールは間違いではありませんが、役に立つかどうかはやってみなければわからない部分が多すぎるため、決定打になることは少ないというわけです。
日本で多くの企業が本当に求めている“共通項”はこれです。
それでは多くの企業が求めている共通項とはなんなのか?
それは、
「一緒に働きたいと思ってくれているか?」
ということに尽きます。
この「一緒に働きたい」という言葉には、いろいろな意味を含んでいます。
・会社のことを好きになってくれている
・会社の実現したい事を一緒に進めていける
・会社で働く人に興味や好意を持ってくれている
・会社の考えているビジネスや人間関係の考え方に共感ができる
などなど。
この言葉を就職時の一般的な言葉に言い換えると「志望動機」だと言えます。
つまり、
志望動機=会社を魅力的に感じていること
が前提になります。
そのため、面接や書類審査の時に書くべき志望動機は、その会社のことが好きだということを前提に伝えてみてください。
これを実践していなかった人は、面接担当者との受け答えが圧倒的に変わってきます。
まとめ
POINT1
・転職や就職時の面接では、自分が役に立つというPRは伝え方に気を付ける。
POINT2
・その会社が好きだということを前提に面接や書類作成に取り組む。
神奈川県生まれ。心理カウンセラー・キャリアコンサルトの有資格者。うつ病 / パニック障害 / 適応障害 / 依存症 / などの精神疾患から仕事や日常的な悩みなどを幅広くカウンセリング活動を行う。社会問題から心理学関連、カウンセラー活動記録、研修・教育、など人や仕事に関わるジャンルでライティングを行う。趣味は、アニメ鑑賞、競馬、散歩。採用コンサルタント、就業ケアマネージャーとしても活動。