オープンマインドという言葉を聞いたことがある方は多いかと思います。
この記事では、オープンマイドという言葉を簡単に理解できるように、現役のカウンセラーが記していきます。
人とのコミュニケーションにおいて、仕事上であっても私生活であっても、スムーズかつ建前ではないやり取りを行いたい場合はある程度の心の開示が必要になります。
この心の開示をオープンマインドといいます。
相手との信頼関係づくりのことを「リレーションシップを築く」とも言いますね。
・この人にこの話をしても大丈夫なんだ
・この人にならこのくらい本音で話しても大丈夫そうだ
などと思ってもらうことで、その後のコミュニケーションの質が変わってきます。
より良いリレーションシップを築くためには、先にこちらからオープンマインドを行うことで、信頼できる・信用できると感じてもらう作業から始めます。
【具体的にオープンマインドってどうやるの?】
当然ながら、最初はどのようにオープンマインドを行えば良いのか分からないのではないかと思います。
オープンマインドで行うべきことは以下のようなことです。
・自分の経験を話す
・自分の性格や感情、思考を話す
・自分の率直な感想を話す
ただし、これらを伝えることで相手方にどのように捉えられるか、どのように感じられるかなどを考えながら話さなければなりません。
例えば、
相手が紅茶かコーヒーどっちが好みかという話題に対して、紅茶が好きだと答えていたとしましょう。
逆に自分はコーヒーが好きだとします。
「僕は紅茶は美味しいと思わないんだ。コーヒーの方が美味しいよ。」
と言うと、相手を批判して自分の意見を優位にさせるようなオープンマインドを行っていると言えます。
それでは、この言い方ではどうでしょうか。
「僕はその2つならコーヒーの方が好みかな、紅茶が悪いわけじゃないけどね。」
同じ趣旨の話ですが、本音の伝え方で随分と印象が変わります。
このように、なんでもかんでも自分の気持ちや経験を好き勝手に開示することを、オープンマインドと言うわけではありません。
リレーションシップを築くことを意識して気持ちを開示することが必要になります。
オープンマインドには成功と失敗があります。
そしてオープンマインドは常にどんな状況でも、相手方とスムーズにコミュニケーションを取るために有益に働きかけます。
例えば、
営業職の方は交渉の場において優位に話を進めることも可能になります。
人事の方であれば、面接や人事面談の時にも役立つと思います。
もしもう少しコミュニケーションを行いたいなと思う時は、過度に失敗を恐れず、慎重に言葉を選んびながら実践してみてください。
神奈川県生まれ。心理カウンセラー・キャリアコンサルトの有資格者。うつ病 / パニック障害 / 適応障害 / 依存症 / などの精神疾患から仕事や日常的な悩みなどを幅広くカウンセリング活動を行う。社会問題から心理学関連、カウンセラー活動記録、研修・教育、など人や仕事に関わるジャンルでライティングを行う。趣味は、アニメ鑑賞、競馬、散歩。採用コンサルタント、就業ケアマネージャーとしても活動。