7月13日は「生命尊重の日」。
1948年7月13日に「優生保護法」が制定されたことが由来となっている記念日です。
優生保護法とは、不妊手術や人工妊娠中絶に関する定めにより母親(女性)の生命や健康を守ることを目的に作られた法律です。
1996年からは「優生」という言葉が不適切とし、現在の「母体保護法」という名称に変更となりました。
人工中絶手術については、アメリカの一部の州で禁止されるなど、今までも世界各国でたくさん議論されてきた問題です。
筆者は人口中絶手術の経験者であり、子どもを産む・産まないという選択は妊娠した女性にあると考えています。
今回の記事では、日本であまり浸透していない「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」について紹介しようと思います。
リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは
日本語では「性と生殖に関する健康と権利」と訳されます。
1994年にエジプトで開かれた国際人口開発会議にて提唱されたもので、女性の人権に関する重要な概念として広く知られています。
・リプロダクティブ・ヘルス
性や出産に関わる物事において、(身体的・精神的に)本人の意思が尊重されること。
・リプロダクティブ・ライツ
自分の体について、自分で選択し決定できる権利のこと。
リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは簡単に言うと、女性が自分自身の体のことを自分で決定・選択できるということです。
アメリカの一部の州で中絶が禁止されたと先述しましたが、日本ではどうでしょう?
私は未婚の状態で妊娠し、中絶手術を受けました。
手術の同意書を作成する際に、相手の署名も医院からは求められましたが、日本の法律では結婚していない(配偶者がいない)場合は相手の署名は不要と知っていたため、自分の署名のみで手術を受けることができました。
ではもし私が結婚していたら?
必ず配偶者の同意がなければ手術を受けられないと法律で決まっています。
これはリプロダクティブ・ヘルス/ライツに大きく反していますよね。
母親がさまざまな理由から中絶を希望しても、父親(配偶者)が同意しなければ中絶手術を受けることができないのです。
お腹の中で子どもを育て、つらい悪阻や体の変化に耐え、出産をするのは女性です。
そこにたとえ父親であろうと第3者の意見は必要でしょうか?
最近では「多産DV」という言葉もよく耳にします。
さまざまな意見があると思いますが、皆さんはどう思いますか?
7月13日はほかにもこんな日があります!!
#ナイススティックの日
#一汁三菜の日
#水上バイクの日
#もつ焼の日
#石井スポーツグループ 登山の日
#お父さんの日
#盆迎え火