体重、身長、肌の色…、あなたは自分の容姿にコンプレックスをもっていますか?
最近では美容整形に対する世間の認識が変わり、価格をリーズナブルに抑えた施術も増え、カジュアル化が進んでいます。
特にコロナ禍では、マスク生活でダウンタイムを隠せることから、美容整形に踏み切る人が急増。
ダヴを提供するユニリーバの調査によると、10代の日本人女性のうち「自分の容姿に自信がない」と答えた人は93%にも上りました。
また、世界14カ国中で「自分の容姿に自信がない」と回答した人の割合は、日本が最も高いということが判明しています。
日本人は顔、体形、髪質など見た目への意識が高く、また多くの人が容姿コンプレックスをもっていることがわかります。
そんな容姿コンプレックスに悩む女性を応援するプロジェクトを、株式会社ピーチ・ジョンが発足。
「リアルサイズモデル」をSNSで一般募集しました。
リアルサイズモデルとは、ありのままの体形で下着を着こなし、その人自身の魅力を発信することで、ポジティブな気持ちを伝えるモデルのことです。
従来のモデルに対する固定概念を取り払うものとなっています。
ピーチ・ジョンのブランドコンセプトである「元気・ハッピィ・セクシー」を選考基準にオーディションで選ばれた女性たちが、「みんな違ってみんな美しい、多様性をポジティブに楽しもう」というメッセージを伝え続けています。
モデルの年齢や体形はさまざまなため、ユーザーは実際に自分の体形に近いモデルを探すことができ、商品購入時の参考にすることもできます。
リアルサイズモデルのナビゲーターを務める北原弥佳さん(22歳)は、
「私の顔や体は誰も持っていない個性なのかもしれないと思ったし、自分自身で美しさはこうだ!と縛り付けていたのかもしれないと気がつきました。世間の大多数の“美”から外れることは怖いけど胸を張ってみたら意外と悪くないかも」
と、インスタグラムから飾らない言葉を発信しています。
ピーチ・ジョンでは、過去にもボディポジティブに取り組んでおり「女性に自分の体を好きになってもらう」というコンセプトを掲げ、お笑い芸人のバービーさんをモデルとして起用。
プラスサイズに悩む女性たちにも寄り添っています。
テレビや映画、ドラマ、雑誌など、今までさまざまなメディアからわたしたちの「美」に対する概念が刷り込まれてきました。
例えば、モデルは整った顔に高身長、スラっとした長い手足、そんなイメージが定着していますよね。
しかし、本当の美しさとはわたしたち全員に与えられている個性であり、内面であり、その人の強みを発揮できた瞬間こそ輝くのだと思います。
決して外見だけで判断されるものではありません。
自分に自信がない方は、まず自分の個性に気付き、肯定し、愛してあげることから始めませんか?
下着の魅力を発信するという目的の元発足されたこのリアルサイズモデルですが、自分の体を愛することの大事さや美の固定概念に囚われないというメッセージが、プロジェクトを通して届けられています。
現在さまざまな分野で多様性が課題とされていますが、容姿にももちろん当てはまります。
最近では多様性の観点からミスコンを中止する大学もありました。
自分の憧れる姿を目指してダイエットや美容整形に取り組むのももちろん前向きで素晴らしいことです。
しかし、“美しい=こうであるべき”といった凝り固まった考えはなくし、自他共に認めあえる社会であるべきだと考えます。
今回取り上げたリアルサイズモデルは第3回オーディションまで開催されており、昨年の第2回では1200名以上もの応募がありました。
参加資格は20歳以上の女性、ただそれだけです。
気になる方はぜひ、次回エントリーしてみてはいかがでしょうか。
1992年、神奈川県生まれ。A型。動物占いはトラ。
エステサロンや脱毛サロンで勤務してました。
健康オタク。好きな食べ物はお寿司。趣味はお笑い、映画鑑賞。
好きな分野は美容、グルメ、旅行、健康。