コロナ禍で外食を控える日々が続いていますが、何も気にせず外で飲み歩ける日を待ち遠しく思う方も多いのではないでしょうか。
筆者もその一人です。
お酒を飲んだ後はなぜかラーメンを無性に食べたくなってしまいますよね。
なぜそのような現象が起きるのでしょうか。
その仕組みからご説明します。
まず、体内にアルコールが入ると肝臓がアルコールを分解し始めます。
この時分解に必要なブドウ糖が血液中から消費されるため、血糖値が下がり低血糖状態になります。
お酒のお供とされるものは、焼き鳥やお刺身、唐揚げ、冷奴などタンパク質や脂質が多いですよね。
タンパク質や脂質では血糖値が上がらず、体が血糖値を上げるために炭水化物を欲してしまうのです。
炭水化物の中でも特にラーメンなどの汁物を欲してしまう理由は、喉が渇きやすい状態であるからです。
しかしできることなら、健康のためにも食べずに済ませたいところ。
そこで次にお酒を飲んだ後のラーメン欲撃退方法をご紹介します。
・温かいものを口にする
みそ汁、お茶など温かい飲み物を飲むことにより満腹感が得られます。
(体が温まり代謝がアップするという効果もあります。)
みそ汁に関しては、味噌に含まれるコリンという成分が脂肪の蓄積を防いでくれ、
かつ、アルコールを体外に排出する効果があるので二日酔いにもなりにくいです。
満腹感も得られるため、まさに一石三鳥ですね。
・おつまみを意識してチョイスする
そもそもアルコールを摂取すると、満腹中枢が麻痺してしまい食欲増進につながります。
特にビールは胃を刺激する成分が含まれるため、飲みすぎには注意です。
そんな時アルコールの吸収を抑えてくれるものが、枝豆、冷奴、イカの一夜干し、たこわさ、玉子焼きなどビタミンC、タウリン、タンパク質が含まれるもの。
どれも定番メニューとして居酒屋にあるものですが、お酒のお供として理にかなっているのが分かりますね。
また、お酒を飲む前にある程度おなかを満たすのも食欲調整のカギとなります。
・〆ラーメンではなく〆そばに
これは最後の切り札ですが、どうしても麺類が食べたいときはそばがおすすめ。
味噌に含まれると紹介したコリンという成分が、実はそばにも含まれているのです。
また、ビタミンB1やB2も多く含まれているため、アルコール摂取に伴い体内から失われる成分を補ってくれます。
食べるときはそば粉の割合が高い十割そばや、そば粉が八割含まれている二八そばを選ぶと良いですよ。
それでもラーメン欲に打ち勝てない方は
とんこつなどのこってりした物ではなく、醤油や塩などのできるだけスープがあっさりしたものを選びましょう。
いずれにしても暴飲暴食は体にさまざまな悪影響を及ぼし、脂肪肝や糖尿病を引き起こしてしまう原因につながります。
適量を守り、楽しいアルコールライフを送りましょう!
1992年、神奈川県生まれ。A型。動物占いはトラ。
エステサロンや脱毛サロンで勤務してました。
健康オタク。好きな食べ物はお寿司。趣味はお笑い、映画鑑賞。
好きな分野は美容、グルメ、旅行、健康。