ピルと聞くとどのようなイメージがありますか?
「性に奔放」などといったイメージを持っている人もいるようですが、恐らくほとんどの人が「避妊」を連想するのではないかと思います。
ピルは経口避妊薬と呼ばれ、避妊のために開発された薬です。
しかし、それだけではないピルを飲むメリットが他にもあります。
ピルは大きく分けて6種類ありますが、今回ご紹介するのは一般的な経口避妊薬の低用量ピルです。
低用量ピルには女性ホルモンが含有されていて、妊娠や月経のスケジュールをコントロールすることができる薬です。
日本でのピル内服率は2.9%ですが、海外ではピルでの避妊が当たり前とされ一般的に普及しており、欧米などでは市販でも売られています。
※避妊法2019(Contraceptive Use by Method 2019)による
ピルを飲むことで、以下のような悩みを解消してくれます。
・避妊への不安
・生理痛緩和
・更年期症状の改善
・貧血の改善
・肌荒れ、にきび改善
・生理周期の把握
・不正出血や生理不順
こうして見ると、日常的な体調の悩みを改善してくれる点が多いことが分かります。
ただしデメリットもあり、毎日飲まないといけないことや、血栓症などの発病リスクがあることも挙げられています。
発病リスクに関してはとてもまれなケースで、低用量ピルを長期間服用したとしても大部分の女性にとっては安全であり、死亡率増加とは関係がないことも明らかになっています。
不安を残さないためにも、必ず医療機関を通して適切に処方してもらいましょう。
病院に行くのが億くうという方は、最近ではオンライン処方サービスなどもあります。
ピルを勧めたい、飲んだほうがいい、というわけではなく、ピルを飲むことに罪悪感を抱いたり、恥ずかしい・不自然などと感じる必要はないということを分かってほしいです。
最近では、TwitterなどのSNSを通してピルの売買が行われているのを目にすることがありますが、SNS上での薬物および規制物質の取引は違法とされています。
必ず病院やオンラインなどで受診して処方を受けてください。
ぜひ自分の心とからだの状態に目を向け、無理のない程度に向き合っていきましょう。
1992年、神奈川県生まれ。A型。動物占いはトラ。
エステサロンや脱毛サロンで勤務してました。
健康オタク。好きな食べ物はお寿司。趣味はお笑い、映画鑑賞。
好きな分野は美容、グルメ、旅行、健康。