12月27日は「ピーターパンの日」。
ピーターパンは年を取らない少年、大人になりたがらない少年で、イギリススコットランドの童話小説の主人公です。
童話劇として初舞台の日にちなんで、12月27日にピーターパンの日が制定されました。
ほとんどの方がピーターパンの物語をご存じかと思いますが、今回は童話のピーターパンではなく、もう1つ有名なピーターパンの名前がつく「ピーターパンシンドローム」についてお話したいと思います。
ピーターパンシンドロームとは
アメリカの心理学者が「大人になりきれない男性」や「子どもっぽい男性」のことを、ピーターパンのような男性だとして名付けました。
子どもっぽいところがあるというのは、ほとんどの方が共通して持っている面ですので、なかでも「大人になりたくない」というような思いが顕著にある方を指します。
具体的には、責任を負いたくないとか、避けて通れないことを拒み続けてしまったりするようなことです。
ピーターパンシンドロームって悪いこと?
ピーターパンシンドロームは悪いことと思われがちですが、子どものような純真な気持ちを持つことや、できるだけ子ども心を持ち続けたいというのはピーターパンシンドロームではありません。
先述しているように、責任を負いたくないなどという気持ちも、その人の性格特性や時と場合によることもあります。
自分がやらなければいけないことや、自分が責任を負う場面や立場から逃げて、子どものままでいたいというような気持ちをもつ「ピーターパンシンドローム」については、悪いことというより、大人になった後の生き方や他人との接し方でしばしば問題が発生する可能性が高いと言えます。
ピーターパンシンドロームとシンデレラコンプレックス
ピーターパンシンドロームとセットでよく聞くのは「シンデレラコンプレックス」です。
シンデレラコンプレックスは「自分にはいつか自分を助けてくれるような素晴らしい人が現れてくれるはず」というような気持ちを持ち続けてしまう考えです。
そのため、ピーターパンシンドロームは男性、シンデレラコンプレックスは女性、というような見方がされますが、童話つながりの名前がついているだけで全く別の意味です。
ですので、ピーターパンシンドロームの女性も存在しますし、シンデレラコンプレックスの男性もいます。
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いかがでしたでしょうか。
ピーターパンは子どものヒーロー、その存在は唯一無二。
だからこそ全世界で知られているすてきな主人公なのだと思います。
一方で、現実ではピーターパンシンドロームや、セットで言葉にされるシンデレラコンプレックスなど生きづらくなってしまうことも事実…
どちらも傾向として強く思い当たる節がある人は少し気を付けてみましょう。
12月27日はほかにもこんな日があります!!
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