猫がゴロゴロと喉を鳴らすと飼い主さんはどんな気持ちになりますか?
筆者は8歳になる猫を飼っていますが、飼い猫がゴロゴロ言うとなんだか嬉しくもあり、安らぎに近いものを感じます。
そんな猫が出す“ゴロゴロ”という音に人間が幸福になる秘密が隠されているようなのです。
まず、猫はどんな時にゴロゴロ言うのかというと、
・リラックスをしているとき、嬉しいとき
・自分の子猫や、同居している猫同士でコミュニケーションをとるとき
・ケンカや威嚇しているとき
・身体的にトラブルが起きているとき
このようなときが挙げられるそうです。
やはり1番多いのは“リラックスをしているとき、嬉しいとき”でしょうか。
そんな猫のゴロゴロですが、低周波でいうと約25Hzといわれています。
どんなところで25Hzの低周波が出されているかというと、リハビリ施設のリハビリ機器が代表的です。
リハビリ機器の効果はズバリ「痛みの緩和」や「神経のリラックス」です。低周波の25Hz~50Hzを用いて、人間の副交感神経を優位にするということが医療行為として認められています。
副交感神経を優位にするというのは、言い換えると心身をリラックスさせることと同義です。副交感神経の優位性を高めるためによく行われることは、ヨガ、半身浴、ストレッチ、アロマテラピーなどなど。
副交感神経が優位になると、心身のリラックスと同時に神経伝達物質「セロトニン」が分泌されます。
セロトニンは精神を安定させる作用や自律神経・ホルモンのバランスを整える役割を担っており、多幸感を感じることができるのです。
フランスなどの国では、猫のゴロゴロを聴いてリラックスや多幸感を感じるための「ゴロゴロセラピー」まで存在しています。
猫がゴロゴロ言いだしたら、人間にも“幸せ”のおすそ分けだと思って、目をつむってゆっくりと猫のゴロゴロ音を感じてみましょう。
猫を飼っていなくても、今は猫カフェなどで気軽に触れ合えますのでオススメです。
神奈川県生まれ。心理カウンセラー・キャリアコンサルトの有資格者。うつ病 / パニック障害 / 適応障害 / 依存症 / などの精神疾患から仕事や日常的な悩みなどを幅広くカウンセリング活動を行う。社会問題から心理学関連、カウンセラー活動記録、研修・教育、など人や仕事に関わるジャンルでライティングを行う。趣味は、アニメ鑑賞、競馬、散歩。採用コンサルタント、就業ケアマネージャーとしても活動。