朝食がもたらす睡眠健康

朝食がもたらす睡眠健康

朝食で、あるものを食べると寝つきがよくなるってご存じですか?


睡眠にはメラトニンという睡眠ホルモンが大きくかかわっており、このメラトニンが多く分泌されることによって眠気を感じます。

メラトニンには、
・体内時計の調整 
・眠気を引き起こす作用 
・体温を下げる作用
といった働きがあります。

明るい光はメラトニンの分泌を抑圧するため、日中は分泌量が少なく、夜に大量に分泌され、この変動によって生活リズムを調整しています。

朝目覚めてから光を浴びることで体を目覚めさせ、夜になると体温を下げて眠る準備をする役割を担っているのです。

しかし、目から光が入ることによっても分泌量は減るため、寝る前に携帯の液晶などを見ていたりすると、睡眠を妨げてしまいます。

では、このメラトニンはどうしたら寝る前にたくさん分泌されるのでしょうか。

メラトニンは、目が覚めてから約15時間後に脳の松果体から分泌し始めますが、このメラトニンを分泌させるためには、セロトニンというホルモンが朝から昼にかけてたくさん生成される必要があります。

セロトニンとは必須アミノ酸であるトリプトファンを材料に生成される脳内物質のことで、幸せホルモンとも呼ばれています。

そしてこの材料となるトリプトファンですが、体内で作りだすことができないため、食べ物から摂取するしかありません。

つまり、朝食でトリプトファンを多く含む食品を食べることで、夜になると自動的に睡眠ホルモンのメラトニンが生成される、というわけです。

トリプトファンを多く含む食品としては、大豆製品・乳製品・穀類・ナッツ類・卵・ゴマ・バナナなどがあげられますが、バランスの良い食事をとることで十分補えます。

朝食をきちんと取りましょうというのには、その日の睡眠までを見据えた理由があったんですね。

ぜひ参考にしてみてください。

この記事のライター

1996年、新潟県生まれ。
趣味は献血、フォロワー1人のインスタアカウント有。
日本一の抹茶アイスを作るため研究中。

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