元キャバ嬢が語る「おさわり」の実態

元キャバ嬢が語る「おさわり」の実態

「おさわり」撲滅のため声を上げさせていただきます。


今回は、筆者のキャバ嬢時代の経験を踏まえてお話させていただきます。

お触りとは…
触ること。特に風俗産業で、客がホステスの身体に触れたり撫で回したりすること。



「おさわり」というやんわりした言葉の表現に隠れて、何人の男性が自分の欲望にまかせて女性の体を無理やり触ってきたことでしょう。

女性が力づくにでも拒否したり、嫌と大声を出したりしないのは、場の雰囲気を悪くしたくないと考えるからであり、過剰なスキンシップやおさわりを容認しているわけではありません。

それにも関わらず、“拒否しない=触るのを許された”と感じる男性があまりにも多すぎるように感じます。

社内で行えばセクハラになりますし、公共の場で行えば痴漢やわいせつ罪に問われます。

クラブやキャバクラは女性に触ることを目的として営業していないので、おさわり行為はもちろんご法度です。

キャバ嬢時代にお客様の言い分として多かったのは、
「たかが少し触ったくらいで大声をあげるほどではない」
「減るものではないんだから別に怒らなくても」
「谷間を強調しているドレスは触っていいと言っているようなもの」
「腰やお尻に手を回すくらいこんなところでは当たり前。嫌がるやつは働く資格がない」
「普段女の子に触れないからこんな時くらいは許してほしい」
「座っていれば金が発生するんだから、楽をして稼いでいる分このくらいのサービスは当たり前」
こんなところでしょうか。

どれも自分本位な言い分ばかりで、キャストの嫌がる表情は一切視界に入っていないようでした。

なかには、
「ドリンクがほしいならもっと近くによって腰に手を回させろ」
「指名で来てあげたんだから太ももに手を置くくらいいいでしょ」
といった謎思考をお持ちのお客様もいらっしゃいました。

キャストが嫌と言ってもやめないのに対し、黒服が止めに入ると途端におとなしくなるおじさまなんていうのもいらっしゃいましたが、女性をずいぶんとなめていらっしゃるようです。

「おさわり」という表現自体が男性方の判断に悪影響を及ぼしているようですが、おさわりが許される状況などこの世に存在しません。

場合によっては法に触れることもありますので、「ほどほどにする」のではなく「してはいけない」という意識に切り替えていただきたいと思います。

この記事のライター

1996年、新潟県生まれ。
趣味は献血、フォロワー1人のインスタアカウント有。
日本一の抹茶アイスを作るため研究中。

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