当時22歳だった女子大学生に対して、滋賀医科大学の学生が複数で集団レイプを行った事件。
被害者が行為を拒絶しているにも関わらず、加害者たちは行為を続け、動画まで撮影したといいます。
この事件に関する裁判で、なんと251名にものぼる加害者の友人たちが「寛大な処分を求める」という嘆願書を提出したというのです。
ネット上では、
「251名にも同様の刑罰を」
「この人たちも犯罪者予備軍」
「これ以上ないセカンドレイプ」
など署名に対する批判的なコメントがあふれていました。
強制性交という犯罪を友人が起こしたとき、あなたならどう思うでしょうか?
友人が少しでも軽い刑になるように署名を集めたりするでしょうか?
きっとほとんどの方が、
「友人には犯した罪の重さを理解し、しっかり反省してほしい。罪を償ってほしい。」
そう思うのではないでしょうか。
加害者の周りには、自分のことをちゃんと考えてくれる友人が少なかったのかもしれません。
加害者本人も署名した友人たちも、遊びでやったことがこんなことになるとは夢にも思っていなかったかもしれませんね。
ただ、この事件には精神的にも身体的にも傷を負った被害者がいます。
元に戻そうと思っても、決して治ることのない傷を負った被害者がいるのです。
今回この嘆願書が提出されたという記事を見て、非常に残念な気持ちになりました。
嘆願書提出にあたり、誰かがこれはおかしいと気づけなかったのでしょうか。
声をあげることはできなかったのでしょうか。
ネットを開くと、この件に関するさまざまな意見を見ることができます。
もしその瞬間に気付くことができなかったのだとしても、署名した251名の友人たちが「署名活動は不適切なものだった」と一刻も早く気付いてほしいと思います。
1994年、新潟県生まれ。フェミニスト。働く女性の力になりたい。
大学では韓国語を専攻していました。IT営業、コンサルの経験有り。
趣味はツイッター、好きな食べ物はおにぎりです。猫好き。
気になった出来事を自分の考えとあわせて発信します。(女性差別に関する記事多め)