体調不良のときや夏の水分補給に欠かせないスポーツドリンク。
最近では、コロナワクチン接種後に備えて購入する方も多く見られますね。
体力が落ちている時や不調な時に飲むことが多いため、スポーツドリンク=健康・元気になるというイメージを持っている方も多いのではないではないでしょうか。
しかし実はこのスポーツドリンク、飲み方を間違えると体に悪い影響を与えてしまうんです。
C社の有名炭酸飲料など、明らかに健康からかけ離れているものならまだしも、『スポーツドリンク』といういかにも健康に良さそうなネーミングだと、ついつい安心しきってしまいますよね。
スポーツドリンクや清涼飲料水には、飲みやすくするために多くの糖分が含まれています。
原材料を見ると必ずと言っていいほど含まれている『果糖ぶどう糖液糖』。
別名『異性化糖』と呼ばれる甘味料の1種で、さつまいもやトウモロコシなど天然食品のでんぷんを人工的に分解し作られたものです。
砂糖は百害あって一利なしと言いますが、この果糖ぶどう糖液糖の恐ろしさは以下の通りです。
■危険な飲みやすさ
果糖ぶどう糖液糖を使用することで、キレがありすっきりした甘さを出すことができます。
また、冷たいとより甘く感じるため、ごくごく飲めてしまい、果糖の過剰摂取につながります。
スポーツドリンクは角砂糖6~8個分、清涼飲料水で多いものだと角砂糖15個分に相当するものがありますが、普通の砂糖に置き換えると、そんな量の砂糖が入ったものは甘すぎて飲めませんよね。
■吸収の速さ
砂糖の場合、体内に入ってから分解するのに時間がかかりますが、果糖ぶどう糖液糖はすでに分解された状態のため、すぐに糖として吸収されてしまいます。
そのため血糖値の上昇が激しくなったり、太りやすい状態になってしまうのです。
■糖化リスクが高い
糖化とは血中の余分な糖がタンパク質と結合し、細胞の劣化や変性が起こることを言います。
血管壁に炎症を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まります。
さらに美容面でも肌の糖化、炎症、酸化の原因となり、ミトコンドリア代謝を減退させることが分かっています。
肌を糖化させてしまうことで黄ぐすみや深いシワの原因に。
また炎症が起きやすい肌状態のため、肌荒れやニキビができたり、肌を酸化させ代謝を鈍らせてシミや老化の原因にもつながります。
日本では他の国に比べ砂糖の摂取量が少ないのですが、その割にこの異性化糖の摂取量が多く、その点が全く問題視されていないのが現状です。
実はお菓子やパン、醤油、加工食品などほとんどのものに使われているため、実際すべてをゼロにするのは難しいところ。
まずは飲み物だけでも、購入時にラベルを見る習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
最後にスポーツドリンクの代わりになる、手作り経口補水液の作り方をご紹介します♪
【作り方】 ・水 ・・・500㎖ ・レモン汁・・・大さじ1 ・砂糖 ・・・小さじ3(はちみつでも可) ・塩 ・・・小さじ1/4 |
これらを混ぜるだけで簡単にできます。
お子さまに持たせるドリンクや、スポーツのお供にぜひ作ってみてください。
1992年、神奈川県生まれ。A型。動物占いはトラ。
エステサロンや脱毛サロンで勤務してました。
健康オタク。好きな食べ物はお寿司。趣味はお笑い、映画鑑賞。
好きな分野は美容、グルメ、旅行、健康。