12月20日は「人間の連帯国際デー」です。
人間の連帯国際デーとは
世界的に多様性を重要視する社会を築くことが求められるなかで、人間の連帯とは平等を掲げることが不可欠と考える日です。
最も大きな課題として挙げられるものは貧困撲滅とされています。
日本でも貧困層と富裕層の差は大きくはあります。
今回は日本国内の収入格差を考えるいい機会と考えて発信します。
収入格差とは
その人が務めている企業が良い悪いというのは、当然ながら存在します。
例えば、人命に関わる医療従事者の収入が高く、そうではない誰でもできるような仕事をする方の収入が低くなるのは当然です。
高収入である方の多くはその人の努力によって勝ち取った権利であり、それは格差ではなく当然の差であるべきだと考えます。
なので、上記のようなことが貧困層と富裕層の格差とは言えません。
それではどういったものが貧困と言われるのでしょうか。
特定の人の働き方
例えば、なんらかの障がい者や外国人、短時間労働者や非正規雇用者に対する不遇。
このようなことは貧困を生む原因と言えますね。
日本ではすでに是正する動きが強まり、昭和平成の時代に比べれば緩和されていますが、まだまだ理想には程遠い状況です。
しかしながら、障がい者採用や外国人雇用についてのルールは追加され、1歩ずつ進んでいると言えます。
身体的なハンデや精神的な疾患を持っている方のなかには「障がい者認定を受けたくない」「障がい者として認められない程度」ということで働くこと自体が難しくなってしまうケースも多々あります。
そんな方のための生活保護制度ではあるのですが、簡単に受給できるものではないですし、無理難題のような条件を付けられる方も多いと思います。
生活保護は一時的に使うものとしても利用価値がありますので、今無理して仕事を探すことができない方には、積極的に利用して働ける環境を整える支援として存在してほしいものです。
しかし、それを判断する能力を持つ人材や人的リソースが足りていない状況があることも覚えておく必要があります。
日本での貧困とは
それでは日本での貧困とは何を指すのでしょうか。
これは都心部と地方都市、生活条件などが違うものの、単純に「賃金・収入が低い」ことであると言えます。
最低賃金が低いということなのか、物価が高いということなのか、税金が生活を窮迫させているのか、さまざまな見方ができます。
ただ間違いないことは、東京の最低時給でフルタイムで働いたところで、貯金をすることはおろか“普通”に生活することも難しいということです。
今日本では最低賃金付近で働く方が最も多いと言わざるを得ません。
そのため、ほとんどの方が切り詰めていかないと生活ができないという現状は異常だと言えます。
さいごに
貧困からの脱出には社会の底上げが必要であるということは明白であり、
それが最低賃金を上げることなのか、それ以外のことなのか、それは重要ではありません。
一定の水準以下で生活を強いられることに対して、改善が必要だと筆者は考えます。
今日の人間の連帯国際デーは、単純に貧困者を助ける活動ではなく、貧困に陥る現実と向き合い、どのような問題に対してどのような解決をしていくのかを考える日であってほしいと願います。
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