12月9日は「国際腐敗防止デー」です。
国際腐敗防止デーとは
国際連合が定めた、賄賂・横領などの汚職防止を呼び掛けるための国際デーです。
2003年に「国連腐敗防止条約」が調印されたことをきっかけに制定されました。
この日は汚職や賄賂などを撲滅するための呼び掛けが行われます。
汚職とは?
地位や職権を利用し、横領や天下りなどを行うこと、
また、その見返りに特定の団体や企業を優遇するよう仕向けるなどの不法行為を指します。
国際法では、汚職は腐敗の一部とされています。
日本の汚職事件
最近の汚職事件をいくつか例にあげたいと思います。
■秋元司氏のIR汚職事件
統合型リゾート施設事業に関する贈収賄事件で、
・企業からおよそ750万円相当の賄賂を受け取ったこと
・裁判でうその証言をするよう依頼しお金を渡そうとしたこと
による罪で、懲役4年の有罪判決を受けています。
■山内俊夫氏の横領容疑
羽田空港の格納庫の売買に関して、元国会議員の肩書を利用し出資させ、
そのうちの約1億円を不正に流用した容疑で逮捕されています。
■総務省とNTTの接待問題
総務省幹部への接待問題について、調査委員会からの報告を受け、
NTT側は社長や幹部らあわせて16人を報酬減額などの処分にすると発表しました。
なぜ汚職はいけないのか
汚職事件というと、上記3つの事件のように国や政治との結びつきが強いイメージがありますよね。
なぜ、汚職がいけないのか?
「ルール、法律違反だから。」以外の理由で答えるとするならば、
それは公平であるべき国家や自治体が公正ではなくなるからです。
お金のある人、権力のある人がそれらを存分に利用していい社会になったとします。
選挙ではお金で票を買い放題、肩書を利用して自分に関係のある企業を優遇するように仕向ける…など、
貧困層との差もより顕著になるでしょう。
選挙ではより良い政策を行おうとしている人、企業であればより良いモノやサービスを提供している会社が選ばれるべきですよね。
その財源が私たちの税金であればより強くうなずけます。
今日は国際腐敗防止デー。
1人1人があまり身近に感じる問題ではないかもしれませんが、まずは自分たちの住んでいる国の問題を少し調べてみませんか?
12月9日はほかにもこんな日があります!!
#しそ焼酎「鍛高譚」の日
#マウスの誕生日
#クレープの日
#パソコン検定の日
#えのすいクラゲの日
#障害者週間