“イエロードッグプロジェクト”とは、
犬のリードに黄色いリボンなどの目印をつけて、「近づかないで」「そっとしておいて」というメッセージを伝えるものです。
スウェーデンの犬の心理学者などを発端に、2012年から始まった運動で、世界中に広がりを見せています。
理由としては、
・健康上の問題
・トレーニング中
・知らない人や犬が近づくことが怖い、過剰に反応してしまう
などさまざまです。
筆者が飼っている犬も、性格的に非常に臆病で、知らない人や犬が近づくと過剰に吠えてしまいます。
決して攻撃的なわけではなく、恐怖によってパニックに陥りやすいのです。
今までに触れ合ってきた犬のイメージから、“犬=噛む”という認識があまりない方もいらっしゃいます。
散歩中「かわいいですね」と好意で手を差し出してくる人も少なくありません。
特に小さい子どもは無邪気に近寄ってくるので、飼い主としては噛みつかないかとハラハラものです。
好意で声をかけてくれる人に対して、「近づかないでください」と言うのは、お互いのためとはいえ心苦しいものです。
したがって、イエロードッグプロジェクトがより多くの人に知られるようになればいいなと思います。
皆さんも、今後もし道端でイエロードッグを見かけることがあれば、距離をとってそっとしてあげてくださいね。
岡山県生まれ。大学で英米語を専攻するも、韓国語のほうが得意。
興味・関心をもったトピックスについてジャンルを問わず執筆。
平和主義者。好きな言葉は「好きこそ物の上手なれ」