12月7日は「世界KAMISHIBAIの日」です。
読者の皆さんは、紙芝居が日本独自の文化ということをご存じですか?
紙に書かれた絵と物語で構成される紙芝居は、日本が得意とするアニメにも通じるところがありそうですね。
実はこの紙芝居という演出には、アニメや絵本などでは感じることのできない臨場感・ライブ感があります。
児童向けに作られた紙芝居は、子どもの感性やコミュニケーション力、集中力を高めるのにとても適していると言えますね。
紙芝居文化の会ホームページより
紙芝居の原理が利用されている代表例
・仕事や発表会
仕事や発表会の時に利用されているスライドショー式のプレゼンなどは、この紙芝居と同じ原理ですよね。
聞き手に対して高い集中力をもって見てもらうために、資料と説明方法を練って挑みます。
構成としては紙芝居そのものです。
重要な内容を伝えるときに用いられるこの方法は、伝える側にとっても受け手にとっても、非常に適している表現方法なのだということがわかります。
・カウンセリング
一部のカウンセリング方法では、紙芝居の形式を使って行うことがあるようです。
FABOnews.ライター兼心理カウンセラーである柳橋氏にお話を聞いてみました。
カウンセリングに来る方は、自己表現がうまくできなくなっていたり、言語化が難しい状況に陥っていたりすることが時々あります。
そういう方に話を聞くのはとても難しいです。
そんな時は、絵や本を使った心理療法を行ったり、少しずつ出てきた言葉を絵や形に変えて伝えたりすることがあります。
その人だけの物語が徐々に完成していくことで、自分がおかれた状況や本来の気持ちへの理解を手助けするツールのようなものですね。
構成としては紙芝居と似ていると思いますよ。
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紙芝居の構成は、児童でも集中して聞くことができ、コミュニケーションツールとしても利用できるため、さまざまなシーンで活用されているということですね。
最近は紙芝居自体を一般向けに行っている光景を見なくなりましたが、
ITやシステム化が進んでいる今だからこそ、紙芝居という古典的な表現方法やコミュニケーション方法も、文化として守っていきたいものですね。
12月7日はほかにもこんな日があります!!
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