大人ってなんだろう

大人ってなんだろう

これから大人になる方々へのメッセージです。


皆さんの“大人の基準”とはどのようなものですか?
成人を迎えたら…、社会に出たら…
それぞれ思いつく回答があるかと思います。


インターネットにて「大人」と検索してみたところ、以下のように記述されていました。

【大人】

①十分に成長した人

②考え方や態度が充分に成熟していること、思慮分別があること


①の観点から自身を判断するのであれば、私は間違いなく大人です。
しかし、②の観点からするとどうでしょう…


いざ社会に出てみると、世の中には“未熟な大人”がたくさんいることに気づき始めます。

飲酒運転の末、人の命を奪ってしまうニュースや、
未成年者を保護する義務を全うせず、性的接触をはかる成人のニュース。
日々目にするメディアの情報だけでも数えきれません。

犯罪性はなくとも、会社というコミュニティーや、日常でふと目に入る光景のなかにも、
自分の感情のまま怒鳴り散らす人や、デリカシーのない言葉で人を傷つける人はたくさんいます。

子どもの頃に思い描いたそれとは違い、年を取ったら立派になれるものでもないのだな、と認識する時は必ず訪れるでしょう。

“未熟さ”という点においては、むしろ年齢が免罪符にならないこともあり、「大人のくせに…」という感情が働き、より腹立たしさを感じることも少なくありません。

そこで筆者は、義務教育における
「年齢と経験は比例する。年上を敬いなさい」
といった年功序列の植え付けは避けたほうがいいのではないかと考えます。

この記事を目にするかもしれない未成年者に対しては、
「敬うに値する大人を見分けなさい」
とぜひ伝えたいです。

自身を守るためにも、正しいことを思考する力を身に着けてほしいからです。

それは決して否定的な目で物事を見るということではなく、人の良いところを見るということでもあるし、思考することで自分のなりたい姿をイメージするということでもあります。

注意として、これは単に自身の好き嫌いの感情に左右されてはいけません。
客観的に見ることで、良いも悪いも学びを得る点は必ずあるはずだからです。

正直年齢なんていうものは、先に生まれたか後に生まれたかにすぎず、経験における知識の吸収をする・しないは、その人によって大きな差を生むと考えます。

同じように思考し、同じように行動したのであれば、蓄積年数による差は生じ得ると思いますが、そもそもそういった人は「未熟な大人」に分類されることはないでしょう。

これから大人になる方々へ。
どういった大人になりたいか、自身の大人の基準をぜひ考えてみてください。
モデルはいくらでも見つけることができますし、自ら生み出すことも可能です。
成熟した大人が増えることを期待するとともに、自らもそうでありたいと強く思っています。

この記事のライター

岡山県生まれ。大学で英米語を専攻するも、韓国語のほうが得意。
興味・関心をもったトピックスについてジャンルを問わず執筆。
平和主義者。好きな言葉は「好きこそ物の上手なれ」

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