平成3年から市場出荷が開始されたデコポン。
日本園芸農業協同組合連合会が平成18年に出荷開始15周年を記念し、デコポンが初めて市場出荷された3月1日を「デコポンの日」として制定しました。
「デコポン」とは商標で、「不知火」という品種のなかで厳しい基準を満たしたものだけが名乗ることのできる名前なんです。
品種とは、イチゴで言う「あまおう」や「とちおとめ」と言ったら分かりやすいでしょうか。
デコポンは味が保証された選ばれし者ということですね。
今日はデコポンの日にちなんで、よく耳にする柑橘類の品種と特徴を一部ご紹介します。
■デコポン
「清見」と「ポンカン」の掛け合わせでできたもので、上部の凸(デコ)が特徴的ですね。
「凸(デコ)のある清見ポンカン」からとって「デコポン」と名付けられたと言われています。
熊本県が全国の生産量の30%を占めており、次いで愛媛県、和歌山県と続きます。
皮が柔らかくて手で簡単にむけるのも特徴で、種もあまり入っていないため簡単に食べられます。
甘味と酸味も一定の基準を満たしたものになるため、食べやすいうえに味も美味しいと人気の柑橘です。
■いよかん
明治19年に山口県の農園で偶然実っているのが発見され、親品種は分かっていないと言います。
これが時を経て、今では愛媛県が誇る特産品となっており、市場では愛媛県産が8割以上を占めています。
爽やかな香りと大粒な果肉にたっぷりの果汁、甘酸っぱいジューシーな味わいが特徴で、癖になる味と喜ばれているようです。
■はっさく
1860年に広島県のお寺の境内で見つかった品種で、こちらも親品種は分かっていません。
当時の住職さんが「八朔には食べられる」と言ったことからこの名前が付けられたと言われています。
※「八朔」とは…「八月朔日」(陰暦の8月1日、新暦の8月30日)の略
少々大玉で皮が固くむきにくさはありますが、メリハリのある食感と味のバランスが何ともいえないと日本人に愛され続けています。
甘さのなかにスッキリした酸味とほのかな苦味が含まれているのが特徴です。
苦味と聞くとあまりピンとこない方もいるかと思いますが、甘味とのバランスが最高な品種です。
■ポンカン
インド北部が原産で、明治時代から日本でも栽培されています。
ポンカンの「ポン」は原産地のインド・スンタラ地方の都市ポーナ(Poona)から、「カン」は柑橘の頭文字からとったと言われています。
たっぷりの果汁のなかにほんのり感じる酸味と強い甘味が特徴です。
大小さまざまサイズはありますが、ずっしりとした重量感のあるものを選ぶのがおいしいポンカンを選ぶポイントです。
皮が柔らかく簡単に手でむけて袋ごと食べられる点と、癖のない甘さが相まってお子様からお年寄りまで幅広い年代に人気です。
■その他
天草(あまくさ)、甘夏(あまなつ)、アンコール、黄金柑(おうごんかん)、カクテルフルーツ、カラ、河内晩柑(かわちばんかん)、甘平(かんぺい)、清見(きよみ)、クレメンタイン、スイートスプリング、せとか、セミノール、たんかん、南津海(なつみ)、夏みかん、はるか、はるみ、はれひめ、晩白柚(ばんぺいゆ)、ひめのつき、日向夏、文旦(ぶんたん)、紅まどんな(べにまどんな)、まりひめ、マーコット、ミネオラ、麗江(れいこう)
など
生産地の地名から名前を取ったものや、既存の品種の掛け合わせでつくられた品種などさまざまです。
なかには海外生まれの品種もあり、数百年も前に海をわたってきたものもあります。
似たような色や形をしていても、品種によって味や食感は全く違うんです!
ビタミンが多く含まれているので、この時期の風邪予防にはピッタリですね。
デコポンの日ということで、今日はデコポンをぜひ食べてみては?というのはありきたりでしょうか。
いろいろな品種を食べ比べて、これから自分のお気に入りを見つけていくのもいいかもしれませんね。
3月1日はほかにもこんな日があります!!
#ビキニ・デー
#自傷行為防止啓発の日
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