<今日はなんの日?>2月21日は「漱石の日」

<今日はなんの日?>2月21日は「漱石の日」

読み継がれる夏目漱石の名作たちをご紹介


日本を代表する文学者の夏目漱石。

1911年(明治44年)2月21日に、文部省が夏目漱石に対し文学博士の称号を与えると伝えたのに対し、「自分には肩書きは必要ない」と授与を辞退したことから、この日は「漱石の日」と呼ばれるようになりました。

そんな日本の文豪、夏目漱石の言わずと知れた代表作をご紹介します。


■吾輩は猫である
デビューが意外と遅かった夏目漱石。38歳で初めて発表したのがこの作品です。
「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」という冒頭部分の書き出しが有名ですよね。
主人公は飼われている猫という斬新な設定で、今読んでも新しく感じられます。
国語の教科書で読んだことがある方も多いのではないでしょうか。


■坊ちゃん
夏目漱石の中編小説です。
愛媛で教師になりたての主人公が、その気質からさまざまな騒動を巻き起こし奮闘していく物語。
夏目漱石の作品の中でも、大衆的なストーリーで読みやすい作品です。


■それから
定職に就いていないもののお金に困ることのない主人公が、友人の妻を愛してしまうことから始まるストーリーです。
お金と愛という永遠のテーマが描かれています。


■こころ
「先生と私」、「両親と私」、「先生と遺書」の3部で構成されている作品で、明治時代末期が舞台になっています。
人間の深いところにあるさまざまな感情、移ろいやすい心が描かれ、明治や大正時代の移り変わりを感じることができます。

『こころ』は夏目漱石を代表とする作品であり、日本で1番売れている小説でもあります。
その累計発行部数は驚異の700万部越え。ちなみに2番目は太宰治の『人間失格』です。


余談ですが、夏目漱石といえば有名な名言があります。
英語の教師をしていた頃、「I love you」の意味を「我汝を愛す」と訳した教え子に対し、「日本人は、月が綺麗ですねとでも言っておきなさい」と話した夏目漱石。

日本人の奥ゆかしさが表れていてすてきですよね。
昔から愛され続けているエピソードです。


ぜひ古き良き名作の中からお気に入りを見つけてみてください。

2月21日はほかにもこんな日があります!!
#国際母語デー
#日刊新聞創刊の日
#木挽BLUEの日
#マリルージュの日
#ゼクシオの日(XXIOの日)

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