12月15日は「観光バス記念日」です。
皆さんは観光バスと聞くと何を思い浮かべますか?
筆者は「はとバス」が真っ先に思いつきました。
バスの観光事業は、1999年後半に向かって営業利益が少なくなっていきました。
観光バス事業の人気が下火になっていた時代です。
それは、大手「はとバス」のバスツアーも例外ではありませんでした。
しかし、はとバスの社長 宮端清次氏は、現実・事実と正面から向き合う行動をとりました。
詳細は、宮端清次氏著書の『はとバスをV字回復させた社長の習慣』という本に書かれています。
本記事では簡単にエピソードをご紹介します。
祥伝社出版『はとバスをV字回復させた社長の習慣』
■企業の先端は現場である
ある日、自社の役員が現場のバスの運転士などに対して「末端」という表現をしたそうです。
その時社長は、
「末端は我々であり、彼らは先端だ」
と説いたのです。
お客様あっての事業で、運転士は “安全な運転と、いい思い出をお客様のために” という使命を持って取り組んでいる。
自分たちの会社は、現場がしっかりと高い意識をもって働いてもらわないと成立しない。
そんな思いから、現場こそが先端だと言ったのだと思います。
■お客様の声を聴き、期待に応えなければならない
社長は自腹で自分の会社のバスツアーに乗り込み、乗客とコミュニケーションをとりました。
実際にバスツアーを利用している人の声を聞くためです。
それも1度きりということではなく、何度も繰り返しお客様の声を聞いたそうです。
それだけではなく、お客様からのクレームや意見・感謝の言葉など、
そのすべてを社長宛に届けられるようにし、直筆で返事をし続けました。
■従業員に社長というリーダーのことを理解してもらう
・とにかくまずトップが動く
・社長室を撤廃する
・全社員の名前を覚え、声をかけてまわる
などいろいろな行動をとっています。
これ以外にも減給・リストラなど厳しい決断をしていることも書かれています。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひ『はとバスをV字回復させた社長の習慣』をご拝読くださいね。
上司がダメ、先輩がダメと言われるような企業が多い中で、こういうリーダーだったらいいのになって思うことありませんか?
はとバスの社長の言動には "理想の上司" になるための大きなヒントが隠されていると思います。
リーダー職、初めて部下を持つという方にもお勧めですよ。
12月15日はほかにもこんな日があります!!
#年賀はがき引き受け開始日
#ザメンホフの日