＜今日はなんの日？＞11月27日は「更生保護記念日」

11月27日は「更生保護記念日」です。
あまり聞きなれない言葉ですね。

更生保護記念日とは

更生保護大会が開かれた日にちなんでいます。

更生保護とはいったい…と思われる方もいらっしゃいますよね。
一言で言えば、"刑務所から出てきた人たちを更生に導くべく、指導や支援を行い自立を助ける活動”です。

「刑務所から出てきた方」なので、原則犯罪者・加害者の方ということです。

被害者からしたら許せない人であり、裁判結果に納得できないまま刑務所から出てくる方もいると思います。
しかし、そういった方々も更生してしっかりと全うな人生を歩んでもらおうという日です。

犯罪者・加害者に対する思いは人それぞれですし、賛否両論あると思います。
心情的なことも当然ですが、刑期を終えたその後の再犯率も気になるところです。

今回は、罪を犯した人の再犯率をかんたんにご紹介します。

日本全体の再犯率

（※道路交通法違反を除く　刑法犯検挙人員）

令和元年版犯罪白書第5編/第2章/第1節　参照し加工

日本で検挙された人のうち、48％の人が再犯者ということになります。
2人に1人は過去にも罪を犯しているということです。
再犯率がいかに高いかがお分かりになるでしょう。

再犯率トップ4

令和２年版再犯防止推進白書（令和元年度再犯の防止等に関する施策）より一部抜粋

再犯率１位 … 窃盗
再犯率2位 … 覚せい剤取締法
再犯率3位 … 傷害・暴行
再犯率4位 … 性犯罪

このような状況を知ると、更生保護記念日がどのような役割を必要されているのかわかりますね。

これを見て、刑が軽すぎると思われる方、刑務所での生活に疑問を抱く方、犯罪が起こりやすい環境や社会を問題視する方、それぞれいらっしゃるかと思います。

皆さんはどのように考えますか？